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乳がん検診

乳がんについて

乳がんについて

乳がんは、乳腺組織に発生するがんのことです。女性が生涯で乳がんに罹患する確率は11.2%で、9人に1人の女性が乳がんになるとされています。しかし、罹患率は高いものの、死亡率は第5位であり、5年相対生存率は92.3%と、比較的予後が良好ながんです。
乳がんは30代から発症が増え、40代後半から50代前半が罹患率のピークを迎えます。しかし、若い世代や高齢者でも発症するケースはあるため、幅広い年齢層で早期発見が重要になります。早期発見できれば治癒が可能なため、定期的な乳がん検診とセルフチェックを行い、早期発見に努めることが大切です。

乳がんについて詳しくはこちら

乳がん検診とは

乳がん検診とは 乳がん検診は、乳がんを早期に発見し、早期治療を目指すための検診です。乳がんは他のがんに比べて、早期発見・早期治療を行えば、高い確率で治癒が見込めるがんです。また、早期に発見できれば乳房を温存でき、治療期間を短縮できる可能性があります。
しかしながら、乳がんの初期症状は乳房のしこり以外ほとんどないため、早期発見するためには乳がん検診が非常に重要になります。

京都市乳がん検診(準備中)

京都市が実施する乳がん検診では、マンモグラフィ検査を行います。

対象者

京都市内在住の40歳以上の女性が対象です。

受診回数

2年に1回受診できます。
受診する年の12月31日時点で偶数の年齢の方が対象になります。
※ただし、前年(偶数の年齢の年)に受診していない場合は、奇数の年齢の方でも受診できます

検診内容

マンモグラフィ検査を行います。
授乳中の方でも受診できますが、検診前に十分な搾乳をお願いします。
視触診やエコー検査は実施していません。これらの検査を希望される方は、医療機関を受診してください。

費用

受診費用は1,300円です。ただし、以下の条件に該当する場合は、受診費用が免除されます。

  • 70歳以上の方(健康保険証や運転免許証など、生年月日を確認できる書類を提示してください)
  • 福祉医療費を受給されている方(受給者証を提示してください)
  • 後期高齢者医療制度に加入されている方(後期高齢者医療被保険者証を提示してください)
  • 生活保護を受給されている方(生活保護受給証明書を提出してください)
  • 中国残留邦人等支援給付を受給されている方(支援給付受給証明書を提出してください)
  • 当該年度分(4~5月は前年度分)の市民税が非課税世帯の方(料金減額・免除証明書を提出してください)
  • 乳がん検診無料クーポン券をお持ちの方(乳がん検診無料クーポン券を提出してください)

下記に該当する方は
マンモグラフィ検査を
受診できません

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 心臓ペースメーカーまたはV-Pシャント(脳室-腹腔シャント)、CVポート(中心静脈ポート)を装着している方
  • 乳房形成手術を受けた方

乳房精密検査(保険診療)

乳房精密検査は、乳房に痛みやしこりなどの自覚症状がある場合や、乳がん検診で異常所見が見つかった場合に行われる検査です。この検査では、マンモグラフィ検査やエコー検査、細胞診・針生検などの検査が行われ、病変が良性なのか悪性なのか、また、その病変の大きさなど現在の状態を把握します。
乳がん検診の際の検診結果や画像データを持参すると、検査がスムーズに行われます。

乳房精密検査の流れ

1受付・問診

受付時に保険証をご提示ください。その際、問診表をお渡ししますので、必要事項をご記入ください。問診では、症状の有無や既往歴、家族歴などをお尋ねします。

2マンモグラフィ

乳房を2枚の板で挟み、薄く伸ばした状態でレントゲン撮影を行います。

3乳房超音波検査

乳房にエコーを当てて、乳腺内部の状態を観察します。乳房超音波検査は、マンモグラフィ検査では見つけにくい高濃度乳腺での病変の検出に優れています。

4視触診

乳房の形や大きさ、しこり、皮膚の色やへこみ、乳頭分泌の有無、腋のリンパ節の異常の有無などを調べるために、医師が視診と触診を行います。

5細胞診・針生検

画像検査では良性・悪性の診断が難しい場合や悪性が疑われる場合に、細胞や組織を採取して、顕微鏡で観察し、診断をします。

6結果のご説明

検査結果については、医師から詳しい説明があります。
細胞診・針生検については、結果が出るまでに1週間ほど時間がかかるため、再度受診していただき結果をお伝えします。

乳がん検診(自費診療)

こんな方には
自費診療の乳がん検診が
おすすめです

「自覚症状はないけれど、定期的に乳がん検診を受けたい」という方は自費診療で乳がん検診を受けることになり、費用は全額自己負担になります。
その他にも、以下に該当する方は自費診療での乳がん検診がおすすめです。

  • 家族の中に乳がんになった方がいる方
  • 閉経が遅い方
  • 喫煙や飲酒を習慣的にしている方
  • 低年齢で初潮を迎えた方
  • 肥満の方

乳がん検診の流れ

1受付・問診

受付時に保険証をご提示ください。その際、問診票をお渡ししますので、必要事項をご記入ください。問診では、症状の有無や既往歴、家族歴などをお尋ねします。

2視触診

乳房の形や大きさ、しこり、皮膚の色やへこみ、乳頭分泌の有無、腋のリンパ節の異常の有無などを調べるために、医師が視診と触診を行います。

3マンモグラフィ

乳房を2枚の板で挟み、薄く伸ばした状態でレントゲン撮影を行います。

4乳房超音波検査

乳房にエコーを当てて、乳腺内部の状態を観察します。乳房超音波検査は、マンモグラフィ検査では見つけにくい高濃度乳腺での病変や、やわらかい病変の検出に優れています。

5結果のご説明

検査結果については、医師から詳しい説明があります。
異常所見が見つかった場合は、必要に応じて精密検査のご案内をいたします。

費用について

メニュー 料金
マンモグラフィ検査 6,050円(税込)
超音波検査 5,500円(税込)
マンモグラフィ検査+超音波検査 11,000円(税込)

マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査

乳がん検診で行われる代表的な画像検査が、マンモグラフィ検査と超音波検査です。
以下に2つの検査の違いをご紹介しますので、ご自身に必要な検査を受ける際に、お役立てください。

マンモグラフィ検査と
超音波(エコー)検査の
メリット・デメリット

  メリット デメリット
マンモグラフィ検査
  • 乳腺の全体像をとらえやすい
  • 石灰化のある小さな乳がんも発見できる
  • 過去の画像と比較しやすい
  • 乳房を板で挟む際に、痛みを伴うことがある
  • 妊娠中には受けられない
  • 高濃度乳腺では、病変を見つけにくい
超音波検査
  • 痛みがない
  • 妊娠中でも受けられる
  • 高濃度乳腺でも、病変の検出が可能
  • 小さなしこりを発見できる
  • 石灰化の検出が難しい
  • がん以外の良性所見も検出するため、再検査になることが多い

どっちの検査を
受けるべき?

どちらの検査もそれぞれメリットとデメリットがあるため、両方受けることが望ましいです。もし片方しか受けられない場合は、年齢が1つの指標となります。30代までは乳腺が発達しているため、超音波検査が適しています。40代以降はマンモグラフィ検査と超音波検査を両方受けるのが安心ですが、隔年で受ける方法もあります。

検査を選択する際には、既往歴や家族歴、症状の有無、前回の検査結果などを考慮し、医師とよく相談して、ご自身に合った検査を選択しましょう。

乳がん検診のよくある質問

乳がん検診はどのくらいの頻度で受けるべきですか?

年齢やリスク要因によって異なりますが、一般的には40歳以上の女性は毎年1回の検診を受けることが推奨されています。

乳がん検診は痛みを伴いますか?

マンモグラフィは乳房を圧迫するため、多少の不快感や痛みを感じることがありますが、通常は短時間です。

乳がん検診の前に準備することはありますか?

特に準備は必要ありませんが、検診の日はデオドラントやパウダーなどを使用しないようにすることが推奨されます。これらは画像に影響を与える可能性があります。

乳がん検診で異常が見つかった場合、それが必ずしもがんを意味するわけではありませんか?

はい。異常が見つかっても、それが必ずしもがんであるとは限りません。良性の腫瘍やのう胞など、がん以外の原因で異常が見られることもあります。精密検査を受けて確定診断を得ることが重要です。

検診結果が陽性だった場合、次に何をすべきですか?

検診結果が陽性であった場合、さらなる詳細な検査(生検など)が行われます。専門医と相談し、適切な治療計画を立てることが重要です。